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土壌汚染状況調査に係わる費用について

土壌汚染に係わる調査の費用は、業者選定を依頼する際、重要な判断材料になるのではないかと思います。土壌汚染の調査にかかる費用は既製の商品等を買うのとは異なります。対象地の状況(建屋がある、コンクリート等の被覆がある、敷地の形状)などによって費用が増減します。そのため費用の単価表示が難しく、公開していない企業がほとんどです。

最近では、費用表示をしている企業もあります。その中で、「調査費用の安さを売りにしている企業」には注意が必要です。調査費用を安く見せ、対策工事で高額な費用負担を強いるケースが多い様です。また、調査費用を安価にしすぎている為、下請け任せの調査が横行しており、調査時に有害物質を見落としたり、場合によっては拡散させるケースもあります。業者選定の際、コストは重要な判断材料ですが、度を越した低価格の企業への依頼は注意が必要です。
日地は、適切な価格で適切な調査を目指しております。以下は、日地の土壌調査費用の一例です。
条件次第で費用は変わりますので、あくまで参考情報としてご活用下さい。


地歴調査の費用について

地歴調査費用の増減要因

  • 調査契機(土対法3条、4条、条例、自主)は何
  • 対象地の筆数や面積
  • 対象地の特定施設の数や設置事業者数

などの条件によって費用が増減いたします。



地歴調査の費用については、以下の費用を参考にしてください。 なお、遠隔地については、別途交通費がかかります。

地歴調査費用例 (行政対応費含まず)

自主調査
特定施設1事業者
筆数:3
約 25-30万円
土対法4条に抵触
特定施設1事業者
筆数:5
約 35-40万円

概況調査費用について

概況調査費用の増減要因

  • 対象物質数
  • 対象面積および土地の形状
  • 表面被覆の有無やその厚さ
  • 調査の作業場所(広い・狭い)

などの条件によって費用が増減いたします。

概況調査費用(例1)

特定施設等の廃止等で「鉛1項目」が調査対象になり、対象地全域を「単位区画ごとに調査」する場合の例は、以下の費用を参考にしてください。

調査費用例(地歴調査費は除く)

対象地面積:200㎡ 約 19万円
対象地面積:1000㎡ 約 35万円
対象地面積:3000㎡ 約 78万円
対象地面積:6000㎡ 約 147万円

* 交通費は実費精算とし、行政対応費は含まれません。


概況調査費用(例2)

土地取引等で、「全項目」が調査対象となり、「30m区画ごとに調査(5地点混合)」する場合の例は、以下の費用を参考にしてください。

調査費用例(地歴調査費は除く)

対象地面積:200㎡ 約 27万円
対象地面積:1000㎡ 約 39万円
対象地面積:3000㎡ 約 71万円
対象地面積:6000㎡ 約 123万円


* 交通費は実費精算とし、行政対応費は含まれません。


詳細調査費用について

詳細調査費用の算出要因

  • 対象物質は何か、項目数
  • 地層は何か (安価)関東ローム⇔(高価)礫層
  • 表面被覆の有無やその厚さ
  • 調査の作業場所(広い・狭い)

などの条件によって費用が増減いたします。



ボーリング調査について

特定施設等の廃止等については1を、自主調査等については2の費用を参考にしてください。

調査費用例1 (テトラクロロエチレンおよび分解生成分、地層10mまで関東ロームを想定)

ボーリング深度:10m×1箇所 約 48万円前後
ボーリング深度:10m×5箇所 約 180万円前後


調査費用例2 (砒素、地層10mまで関東ロームを想定)

ボーリング深度:10m×1箇所 約 40万円前後

* 交通費は実費精算とし、行政対応費は含まれません。